「手を打つ」の意味・由来・例文をわかりやすく解説【慣用句】
「手を打つ」という言葉、ビジネスシーンでよく耳にするけれど、正確な意味や使い方を知っていますか?この記事では、「手を打つ」の意味から由来、具体的な例文まで、わかりやすく解説します。
「手を打つ」の意味
「手を打つ」とは、問題や不都合な事態に対して、対策や処置を講じることを意味します。たとえば、会社で売上げが伸び悩んでいる時に、新しい戦略を立てたり、計画を見直したりすることが、「手を打つ」にあたります。問題が深刻化する前に、早めに対応することが大切です。「手を尽くす」という言葉にも近く、できる限りの対策を行うというニュアンスも含まれます。
由来・語源
「手を打つ」の由来には諸説ありますが、有力なのは相撲の決まり手から来ているという説です。相撲では、取り組みが終わった際に、勝者が手を打って勝ちを確かめる習慣があります。このことから、問題や困難な状況を解決し、事態を収束させることを「手を打つ」と言うようになったとされています。また、囲碁や将棋などの盤上遊戯で、次の一手を打つことが、問題解決のための行動を起こすことに繋がったという説もあります。どちらにしても、積極的な行動を促す意味合いが強い言葉です。
使い方・例文
思わずクスッとくる例文
「推しの新曲が最高すぎて、毎日リピートが止まらない!これはもう、布教活動という名の『手を打つ』しかないな。」
好きなものを広めるための行動も、ある意味「手を打つ」と言えるかもしれません。
ビジネス・日常での活用シーン
ビジネスシーンでは、プロジェクトの遅延や予算超過などの問題に対して、「早急に手を打つ必要がある」のように使われます。また、競合他社が新しいサービスを開始した際には、自社も対抗策として「手を打つ」ことが求められます。日常生活では、家計が苦しい時に、節約や副業などの「手を打つ」ことで、経済状況を改善しようとします。
誤用しやすいポイント
「手を打つ」は、あくまで問題や課題に対する対策を講じることを意味します。単に「行動する」という意味で使うのは適切ではありません。たとえば、「明日の会議のために、資料を準備する必要があるから、これから手を打つ」という表現は、やや不自然です。この場合は、「資料を準備する」と言うだけで十分でしょう。「手を打つ」は、事態を打開するための、より戦略的な行動を指す場合に適しています。
対義語・類義語
- 対義語:拱手傍観
- 類義語:対策を講じる、処置する