「一難去ってまた一難」の意味・由来・例文をわかりやすく解説【ことわざ】
「一難去ってまた一難」という言葉を耳にしたことはありますか? 何かとトラブルが続く時、まさにこの言葉がぴったりの状況を指します。この記事では、このことわざの正確な意味から、日常生活での面白い使い方、そして誤用しやすいポイントまで、わかりやすく解説します。
「一難去ってまた一難」の意味
「一難去ってまた一難」とは、一つの困難やトラブルが解決したかと思いきや、間髪入れずに次の新たな困難や災難が起こる状況を表すことわざです。次から次へと予期せぬ問題に見舞われ、なかなか平穏な状態にならない様子を指します。まるで終わりがないかのように、困難が連続して起こるさまを強調するときに使われます。人生には様々な困難がつきものですが、特に立て続けに不幸やトラブルに見舞われる時に、この言葉が心情を的確に表現します。
由来・語源
「一難去ってまた一難」という言葉は、特定の古典や物語に由来するというよりも、古くから人々の間で経験的に語り継がれてきた表現であると考えられています。人生において、一つの困難を乗り越えたと思ったら、すぐに別の困難に直面するという状況はよくあることであり、そうした普遍的な経験の中から自然発生的に生まれた言葉だと言われています。いつ、誰が最初に使い始めたかという明確な記録はありませんが、人々の日常的な感覚に根ざした言葉として定着していきました。
使い方・例文
思わずクスッとくる例文
今日は朝からPCがフリーズして、やっと直ったと思ったら、今度はスマホが水没。まさに一難去ってまた一難だよ。
仕事でのトラブルが続いた後に、私物のトラブルまで重なるという、現代人ならではの不運な一日をユーモラスに表現しています。
ダイエットが順調に進んでいたのに、うっかり冷蔵庫を開けたら好物のケーキが! 一難去ってまた一難で、誘惑との戦いは続く…。
ダイエットの困難を乗り越えかけたところに、新たな食の誘惑という別の困難が立ちはだかる状況を、思わず笑ってしまう形で描写しています。
ビジネス・日常での活用シーン
仕事のプロジェクトで、一つの課題を解決した直後に別の部署から新たな問題が持ち上がった時や、家庭で家電が壊れたばかりなのに、次に車の調子が悪くなるなど、連続してトラブルに見舞われる場面で使われます。例えば「やっと納期に間に合わせたと思ったら、今度は仕様変更の連絡。まさに一難去ってまた一難だ」のように、困惑や苦労を表現する際に用いられます。また、子育てで「やっと寝かしつけたと思ったら、上の子が熱を出した」といった状況でも使え、日々の苦労を象徴する言葉として広く活用されます。
誤用しやすいポイント
このことわざのポイントは「一つの困難が去った後に、次の困難が来る」という時間的な連続性です。同時に複数の困難を抱えている状況や、単に「困難が多い」というだけでは、「一難去ってまた一難」とは言いません。例えば、仕事とプライベートで同時に問題が起きている状況では使わず、仕事の問題が解決した後に、今度は家庭の問題が起こるといった、連続する災難に対して使用するのが適切です。あくまで「去って(解決して)」「また(次に)」という流れが重要となります。
対義語・類義語
- 対義語: 順風満帆(じゅんぷうまんぱん)、めでたしめでたし
- 類義語: 泣き面に蜂(なきつらにはち)、弱り目に祟り目(よわりめにたたりめ)、踏んだり蹴ったり
よくある質問
Q. 「一難去ってまた一難」の正しい意味を一言で教えてください。
A. 一つの困難が解決したと思ったら、すぐに次の困難が起こる状況です。
Q. どんな場面で使いますか?
A. 次々と予期せぬ問題や災難に見舞われ、なかなか平穏にならない状況を表現する際に使われます。
Q. よくある誤用・誤解は?
A. 同時に複数の困難がある場合ではなく、一つ解決した後に次の困難が起こる連続性がポイントです。