「歯が浮く」の意味・由来・例文をわかりやすく解説【慣用句】
「歯が浮く」という言葉の正確な意味を知りたい方向けに、分かりやすく解説します。軽薄なお世辞を聞いたときの不快感を表す言葉ですが、本来は身体的な感覚から生まれた慣用句です。
「歯が浮く」の意味
「歯が浮く」とは、相手の気障(きざ)な言動や見え透いたお世辞、軽薄な言葉を聞いて、不快で背筋がむずがゆくなるような気持ちになることです。また、酸っぱいものを食べたときに歯の根元が不快で浮き上がる感覚になる実体的な意味もあります。一般的には「歯が浮くようなお世辞」「歯が浮くようなセリフ」といったように、気持ち悪さや照れくささを伴う場面でよく使われます。
由来・語源
語源の記載は辞書にありません。初出の例は、坪内逍遙の小説『細君』(1889年)です。
使い方・例文
思わずクスッとくる例文
「君の瞳に乾杯」と本気で言ってきた彼のキザなセリフに、嬉しさよりも歯が浮くような感覚が勝ってしまった。
※例文は、使い方を示すための創作です。
ドラマの主人公気取りで放たれたクサいセリフに対して、引いてしまった心情を表現しています。
ビジネス・日常での活用シーン
日常の雑談やSNSで、過剰なお世辞やあざといアピールを目にしたときに使います。ビジネスシーンでは、露骨すぎるヨイショに対して「歯が浮くようなお辞儀」「歯が浮くような世辞」と陰で呆れる際などに使われます。褒め言葉ではなく批判的な文脈で用いるのが一般的です。
よくある質問
Q. 「歯が浮く」の正しい意味を一言で教えてください。
A. キザなセリフやお世辞を聞いて、ぞっとするような不快でむずがゆい気持ちになることです。
Q. どんな場面で使いますか?
A. ドラマのような気障なセリフを聞いたときや、白々しい露骨なお世辞を受けた場面で使います。