「本末転倒」の意味・由来・例文をわかりやすく解説【四字熟語】
ビジネスシーンや日常会話で「本末転倒」という言葉を耳にする機会は多いものです。重要なこととそうでないことを取り違えてしまう状態を表す四字熟語ですが、正しい意味や使い方を理解できているでしょうか。この記事では、意味や由来、具体的な例文まで分かりやすく解説します。
「本末転倒」の意味
「本末転倒」とは、物事の根幹となる大切な部分(本)と、付け足しのつまらない部分(末)の位置づけが逆さま(転倒)になることを意味します。つまり、本来の目的や一番重要なことを忘れて、どうでもよい二次的なことにばかり気をとられてしまう状態を表す四字熟語です。たとえば「健康のためにジムに通い始めたのに、無理をして体を壊した」というように、目的と手段が入れ替わってしまった失敗を指摘するときによく使われます。
由来・語源
語源の記載は辞書にありません。「転倒」は古くは「顚倒」と書かれることが多かったとされます。初出の例は、河上肇『貧乏物語』(1916年)です。
使い方・例文
思わずクスッとくる例文
「ポイ活で10ポイント分をもらうために、わざわざ電車に乗って隣町のスーパーまで買い物に行き、電車代で数百円損をしてしまった。まさに本末転倒だ。」
※例文は、使い方を示すための創作です。
節約やポイント獲得に熱中するあまり、交通費や移動時間をかけてしまい、かえって支出が増えてしまうのは現代でありがちな失敗です。本来の「お金を浮かす」という目的を見失った好例といえます。
ビジネス・日常での活用シーン
ビジネスでは、手段の目的化が起きた際に警戒や反省を促す言葉として使います。たとえば、業務効率化のために新しいシステムを導入したものの、入力作業が複雑すぎてかえって残業時間が増えてしまった場面などが該当します。会議の資料作りにこだわりすぎて肝心の提案内容を考える時間がなくなるなど、成果ではなく作業自体に囚われたときに活用できます。
類義語・対義語
- 類義語:「主客転倒」、「取り違える」、「あべこべ」、「正反対」
※辞書に記載のある語を挙げています。
よくある質問
Q. 「本末転倒」の正しい意味を一言で教えてください。
A. 大事な目的と二の次の手段が逆になること。
Q. どんな場面で使いますか?
A. 業務効率化のためにシステムを導入して逆に乗業が増えるなど、目的を見失って手段に振り回される場面で使います。